合気会(あいきかい)
植芝守央(うえしばもりてる)を師とする流派の総称が合気会です。大先生の孫にあたり、国際合気道連盟の主催団体でもあります。この流派が、合気道の本流とされています。
実際には、流派の中でも、伝えられる型はかなり異なっており、合気会はある特定の流派というよりは、包含する傘のようなものと考えられています。植芝先生が教えた合気道は一般的に自由でゆったりとしたもので、標準的な型を重視し、武器を持っての稽古はあまり、または殆どありませんでした。合気会の流派のなかでも、後述の岩間流の斎藤先生のように、武器を持っての稽古に重きを置くものもあります。
岩間流(いわまりゅう)
斎藤守弘(さいとうもりひろ)が率いる岩間流は、岩間道場を本拠地とし、合気会のなかの一派でありながらも、本流とは型のうえでも大きく異なるとされています。
斎藤先生は、大先生の古くからの内弟子で、1946年から彼の死までをともにしました。おそらく大先生から最も長い時間直接指導を受けた弟子だといわれています。斎藤先生曰く創始者である大先生の教えを守り、その教えどおりに指導するのが岩間流です。技術的には、岩間流は大先生が晩年の50年代初期に岩間道場で指導した型に似ています。型の数は他の流派より多く、武器を用いた稽古に非常に重きを置いています。
心身統一合気道会
合気道の世界で最も顕著な分派は1974年に起きました。合気会の主要な指導者の一人であった藤平光一(とへいこういち)が合気会を脱退し、’気'の概念をより重視した'気の研究会’を設立したのです。それ以来、伝統的な流派と気の研究会一派にはほとんど交流がありません。
この流れを組む流派は、自分たちの合気道を心身統一合気道と呼んでいます。